5センチ。





「こんな重いもん、女の子1人に運ばせちゃダメだって」


「は? え?」


松田は私が持っていた教材を半分以上自分の腕に移した。

一気に腕が軽くなった。



「悪いから、私が頼まれてたし、ね、
ほら私無駄にデカイからこのくらい平気だし……」



「いいから、残りも乗せて」



松田は私の腕から残りも取ろうとする。


何でここにいるってわかったの?

何でこれ運んでるってわかったの?

何で手伝ってくれるの?


聞きたいことがありすぎて頭がついていけない。