そうは思っても、なんか深く考えすぎちゃうこの癖は、直りそうにない。 「――月! 咲月!」 「え?」 「いや、もうお昼休み終わるけど、食べ終わってないけど」 「あ、やばっ」 考えすぎてお弁当食べてない。 慌てて残りのお弁当をお茶で流し込んだ。