「そう言えば、松田の話って何?」 私の話は終わって、付き合えることになったけど、松田の話はまだ聞いてない。 ぬるくなってきたジュースをすすりながら、松田を見たら、一瞬合った視線をすぐに逸らされた。 「解決したからなんでもない」 「え? 何それ」 「ま、いいじゃん」 テキトーに誤魔化して、松田は私の頭をクシャクシャっと撫でた。