「オレ、ずっと振られるもんだって思ってて……。 あんなこと言って、咲月困らせたなって思って。 避けるようなことしてごめん。 でも、ほんと嬉しい! オレと、付き合ってください」 しっかり目を合わされて、そらせない。 直球で来た言葉にそう対処すればいか一瞬わかんなくなったけど、もう同じことはしない。 「はい! 喜んで」 松田は照れくさそうに笑って「あー、恥ずかしっ」と顔を隠した。