「返事、今からでも遅くない?」 松田はジュースの缶を横に置いて、「うん」と言った。 「私、松田のことが……」 そこまで言って、急に恥ずかしくなった。 一気に顔が赤くなって、心臓が今まで生きててこんなに早くなったことが無いってくらいに早く、強く動く。 『咲月、深呼吸』 光里が言ってくれた言葉を思い出して、私は大きく息を吸った。