ガタガタと、鈍くさく自販機のカバーと戦ってる私を見て、松田は笑いながら私の横に腰を落とした。 「何やってんの」 「いや、取り出せなくて、ね」 「交代」 松田は私を押しのけてカバーを開けると、2本とも難なく取りだした。 「はい」 「ありがと、ございます」 「取れないなら始めっから言えば良いのに」 「だって、今日は取れるかと思ったから」