だ、、、
だれ、、、?!

男は突然無表情になり
ベッドの上にいる私に近づいてきた

「なっ、なによっ」

私の言葉を無視するかのように
ベッドにあがってくる

「ちょ!顔っ近っっ」

男の顔はどんどん近づいてきて
少しでも動くとキスしてしまう距離になってしまった

「っ、、、」

私はかたく目を閉じた


カサッ、、、


ん、、、?

意識しすぎていた唇には何も触れることはなく
私の近くで紙の音がした

「まだ寝るつもりですか?熊のように冬眠すればいいのでは?」

「、、、は?」

「あなたなら春がきても寝てそうですけどね」

男はフッっとバカにするように笑う

寝起きで何がおきているかまだ理解できずに
ボケッっとしている私にイラついたのか
男は舌打ちをしてベッドからおりた

ってかさっきも舌打ちされなかった?

「お名前は?」

「え?」

「あなたのお名前は?と聞いているんです」

「あぁ、ルチア、、、」

「へぇ、光っていう意味ですね
キレイな名前ですね」


、、、


「照れてるんですか?」

ニヤニヤしながら聞いてくる

「べっ別に照れてなんかいないわよっ!」

「へぇ、、、お顔が真っ赤ですよ?」

「っ!、、、あなたは?!
あなたはなんていう名前なのよっ?!」

「、、、、。」

「な、なによっ」

いきなり冷たいオーラがつたわってきてビックリする

「おぼえていないのですね、、、
まぁいいでしょう、私はエトワール。
星という意味です」

おぼえていない、、、?
まぁ、いいか

それより光と星って、、、

「似てますね」

うん。

「そんなことより、これはなんですか?」

と、一枚の写真を見せながら聞いてくる

「あーー!!」

私は瞬時にそれをとりあげた

かってにとんじゃねーよ!
って顔されたけど、、、

そのくらい大切な写真だから

「さっきベットの上に落ちているのを見つけたんですよ」

あぁ、さっきのはこれをとろうとしたのね
まぎらわしすぎる、、、