シャー

カーテンが開かれる音が聞こえたとともに眩しい光に照らされる

「んー」

寝返りをうち光からまぬがれようとする

「いつまでも牛のように寝てないで
そろそろ起きたらどうですか?」

「んー、、、」

「チッ、、、
面倒のものを拾ってしまった」

バタンッ

ドアが閉まる音がした

枕にすり寄りもう一度眠ろうとする

あったかいしフカフカだなぁ
こんなにゆっくり眠れるのはいつぶりだろ?
はぁー幸せ、、、

、、、

、、、ん?

ここ、、、どこだ、、、?

目を開こうとした時ドアの開く音がした

「しょうがないですね
最終手段です」

心地いい丁寧な低めの声が聞こえてきて、、、

カンカンカンカーーン!!

「起きてくださーーい!!」

「ぎゃーー?!」

びっくりして起き上がるとそこには
両手にフライパンとお玉をもった
燕尾姿の男の人がいた

「色気のない叫び声ですね」