ふと、一筋の涙が流れる。 もう遅い事。 結局私は、何も強くなかったんだ… 大切な物一つ、守れなかった。 どこまでも続く海には、私の事など知るはずもなく、のうのうと流れている。 「…………。」 こんな事思ったって、伝わらないのにね。