―――… もうすでに和紀は寝ていた。 やっぱり疲れてたのかな? ずっと私、乗っけてたもんね… 楽しかったな… 和紀の顔を見つめる。 長いまつげ… こうやって寝てたら、なかなかいい男なのにね。 金髪似合いすぎだしさ。 顔整いすぎだしさ。 高3には見えないよね… 絶対モテてるだろうなぁ。 学校の王子様と、こうして騒いでるなんて、笑っちゃうよね。 ま、ただ命令されてるだけだけどねー