豈多様にむけて、懐刀を降り下ろす。 土方さんの私の名前を呼ぶ声が………… 聞こえる。 聞こえない。 分からない。 振り向いた豈多様の顔が、一瞬のうちに恐怖に歪む。 豈多様が小さな悲鳴をあげる。 聞こえる。 聞こえない。 分からない。 もう、何もかも分からない。