「木ノ下、お前のおかげで、客多過ぎだ」 学院祭が始まって30分、外の待合室のイスも全て埋まり、模擬店内のテーブルも全て埋まった。 予想以上の客の多さに私もついていけない。 「すみませーん」 隣に女子に呼ばれる。 「何でしょうか、お嬢様」 急いで、営業スマイルを作る私。 「チョコレートケーキお願いします」 「かしこまりました」 そして早足で、人の間を抜けて、裏方に注文を伝えに行った。