「はぁっ、はぁっ、ギリセーフっ!」 始業チャイムと同時に滑り込んだオフィス。 ぜぇぜぇ息を切らして、思いっきりデスクにお尻をおろした。 危うく遅刻だ。 全力疾走した所為で、髪の毛なんてぐちゃぐちゃだし。 だけど、遅刻するよりマシ。 だってうちの会社は厳しいから。 パコンッ 「いっ………!!」 あぁん?ダレだ?ボケ! 痛いだろぅが! 朝イチで何してくさるっ! どこのトンチンカンだ? 激痛が走った頭を擦りながら見上げると。