激甘カレは超セレブ



「ははははっ!」






ははははっ?

やけに爽やかな先輩幽霊だな。

目の前に立つ、白い肌の綺麗な幽霊。

サラつやの髪が光に透けて茶色く映る。


あ、正に天使の輪だ。



キレイ………。

なんだか本当に目が離せない。

まさかマリアさまが迎えに来て下さるなんて。








「あ、ごめん。本当に大丈夫?ほら…」


転んで尻餅をついてるあたしに伸ばされる、美しい手。


思わず握ってしまった。



だってマリアさまが……



「?やっぱり大丈夫じゃないみたいだね。こっちおいで。」



「……あ、あのっ?」




男なんて習ってない~っ!!