激甘カレは超セレブ






秘書課って。



「ありゃ鬼の巣窟だわ。」


「だから言ったじゃない。あんなとこに移動なんて、るいもついてないね。」


「はぁ……あたしやってけるかな。」



Aランチのパスタをくるくるしながら、早速香里に愚痴る。

秘書課に足を踏み入れたあたしは、カルチャーショックの余り、昼休みを利用してストレス発散させる。



香里は、あたしの親友兼相談係。


実は彼女も同じ会社に勤めるOL。

仲良しなんだもん、いいじゃん。


「良いなぁ~、香里は。あたしも香里の部所がよかったよ。」


はぁ……。本当に。