翔太との電話は終わり、
あたしは着替えを始めた。


「なに着てこーかな…。」


テンションなんてもんは
全くもって上がらない……。


むしろ、下がってる……。


自分で考え過ぎたくせに
自分が被害受けるなんて…

バカがやることじゃん!!


「ピーンポーン。」


何回このチャイムを聞いただろう…。
愛しい人が押すからなのか

もう少し聞いていたいって思ってしまう。

かなり重症だな……。


「ピーンポーン。」




「ちょっと待って!!」