それからどんくらい経ったんだろう。 あたし達はあのチャイムが鳴るまで ずっと泣いていた。 もちろん、翔太のチャイム。 「翔太ぁ~!!」 「ぅわ!!びっくりしたぁ~!! 何泣いてんだよぉ~!! しかも、2人して!!」 「瓜生さまぁ~(泣」 「翔太ぁ~(泣」 「はいはい。 2人とも泣かないでぇ~。 さすってあげるからぁ~。」 あたしと真央美は 翔太に背中をさすられながら 泣き止んだ。 「ありがとう…。」 「ありがとうございますぅ~。」