「お前!!?」


私は相庭君の腕の中に居た。



「……」


私は慌てて相庭君の胸を手で押し返して離れた。



「・・・」

「・・・」



二人の間に流れ込む奇妙な空気。


「3年生と俺が喧嘩したコト内緒にしてくれ」


「えっ!?」


「担任の蛍先生にも迷惑、掛けるだろ?」


「それはそうだけど・・・」