「そうだ…バンドエイドあげる!」


私は上着のポッケから生徒手帳を出して…挟んでいたバンドエイドを取り出す。



「はい」


相庭君にバンドエイドを渡した。


「・・・」


無言でバンドエイドを眺める相庭君。



「俺にこの猫の絵の入ったバンドエイドを付けろってか?」


「可愛いでしょ?」


「可愛いとかの話じゃあねえだろ?」


相庭君に突き返されてしまった・・・



「たくっ~お前は…」


相庭君は笑い始める。


「……何??」