「男の何が知りたいんだ?身体か?思考か?」


「全部…」


「・・・だったら…俺と付き合え…」


「えっ!!?」


「教えてやるから…」


「私は人妻で…」


「カタチだけだろ?」


さっきまで睨んでいた相場君の目つきが変る。

私に熱い視線を注ぐ。


「…お前…皆にバラされたいのか?」
くぐもった声で私を詰る。


やっぱり…相庭君は信用してはイケナイ相手だった。