多分…間違った相手に相談してると思うけど…私は相庭君に打ち明けた。



やっぱり私は女だから男の蛍都さんのキモチが理解できなかった。



「・・・」


相庭君は黙って最後まで聞いてくれた。



「形だけの夫婦ってコトか?」


「……かもしれない」


昼休みの屋上のベンチ。


「間宮…俺を信用して相談してるのか?」


「…こんなコト聞ける…男友達居ないから…」


「お前…俺に友達になって欲しいわけ?」


「……」


唯…誰かに…聞きたかった。


異性の私には分からない男のキモチを…