女子達は蛍都さんの右頬が少し赤いのに気付く。


「蛍先生~どうしたんですか?ほっぺ…赤いですよ~」


「・・・これは妹にやられた…」


教壇に立った蛍都さんが言い放つ。


みんなの視線が私に向いてくる。



叩いたのは事実だけど…何もクラスメイトたちに言うコトないじゃん。



「……着替えを誤って見てしまったから仕方がないんだけど…」


チクリチクリと針を刺すように話し続けた。
でも全くの嘘だけど…



ウチで見せる黒い蛍都さんが垣間見える。