その気になった蛍都さんを何とか説得。



二人で夕食を食べる。



相庭君よりももっとキケンなオオカミさんが私の目の前に座っているんだけど。




オオカミさん本人は全く自覚がないみたい。



「俺の顔にジロジロ見て…変なヤツ・・・」



「え、あ…ははっ」


私はサラダのプチトマトをパクリ。



「相庭はガッコ、辞めるそうだ…退学は踏み止まるように説得したがヤツの意志は固い」



「そっか」



「後見人の話も断っているが…俺は20歳までは相庭を見てやるつもりだ…」



「・・・」