同情でも…スキな女に言葉を掛けられるのはウレシイ。




「ありがとう~間宮」



「俺たちも帰ろうか?乃愛」



「はい」



二人は立ち上がって玄関先に向かう。



二人を見送る為に立ち上がり、俺も一緒に玄関先に行く。



二人が帰って…かって家族3人で暮らしていた家に俺は1人になった。




お袋の遺影を抱いて…火のついた赤子みたいに泣き続けた・・・



本当に俺は天涯孤独になってしまった。