期末試験が終って7月最初の日曜日。



私たち3人は遊園地のゲートで相庭君と待ち合わせ。



「たくっ…相庭のヤロー来ねぇぞ!!」



ブラックな蛍都さんは煙草を吸いながら吐き捨てた。




「…相庭君は来ないよ…」


「!?」


さっちんが落ち着いた様子で呟く。



「連絡あったの?」



「まあね~」


「それを先に言え!木暮」


蛍都さんがさっちんを叱責する。