乃愛自身…意識して出しているわけではない。



乃愛は天然で男を全く分かってない。



乃愛のすべてを手に入れたけど…



余計に…俺は乃愛のコトを縛りそうになっていた。



俺の脳裏を浮かんだのは相庭の存在。



相庭は乃愛のコトをスキ…だよな。



キスだけで甘く蕩けそうな熱い瞳で俺を見つめる乃愛。



「お前…ヤバイいんだよ~」



「!?」



俺の言葉の意味を理解していない様子。



その無邪気さが愛しくて堪らなかった。