蛍都さんにしては早い帰宅。



両手にスーパーの袋を提げて部屋に入って来た。



「足はどうだ?」



「…大丈夫です」



私は強い口調で返す。



「一緒に暮らせないって言ったのは謝る…ゴメン」



「えっ!?」



蛍都さんの方から私に頭を下げて謝って来た。



「それに…笹木先生のコトも…笹木先生にも確かめたけど…本当に何もなかった…だから今回は水に流してくれないか?」



「え…あ…蛍都さん・・・!?」