笹木先生は何も言わなくなった。



「笹木先生…乃愛の前で何もなかったと証言してくれますよね」



「……何もなかったわ!それでいいでしょ!!」



笹木先生は涙目で口惜しそうに俺に叫んだ。



「それでいいじゃあない!!」




「俺的には良くない!!乃愛に証言して下さい!あんたのせいで俺たちは…」



「イヤよ!!」



笹木先生は踵を返して…廊下に逃げ出してしまった・・・



「くそっ!」