時間的に部屋に戻る余裕はなくて、そのままガッコに行くしかなかった。




「昨日と同じカッコ…」



山元先生が痛いトコを突いてくる。



「朝帰りですか?」



椅子に座った俺に好奇な視線を投げて、囁く。



「別に…」



「オンナのトコでしょ?香水の匂いがプンプンしますよ~蛍先生」



「えっ!?本当ですか?」



「でもこの匂い…笹木先生と同じですね・・・」




「・・・」



山元先生の一言で俺の顔から血の気が引いてゆく。