私はケータイを見つめ…不機嫌になる。



蛍都さん…急に遅くなるコトが多すぎ・・・



一人で食事するのってマジで寂しいんだから~



蛍都さんは分かってくれてるのかな!?



私はケータイをテーブルに置いて再び、キッチンに立つ。



「出来たぞ!!」


ベランダから相庭君が私を呼ぶ。



「どれどれ…」



私はベランダに出た。



室外機と物干ししかなかった殺風景なベランダが小さなお庭になった。



「花を植えるだけでこんなに変るんだね~ステキ!ありがとう~相庭君」




「礼言われる程…大したコトしてねぇよ~」