放課後。



「・・・」



私は下駄箱に向かおうと中庭の見える渡り廊下を歩いていた。


さっちんは学級委員で生徒会との集まりで、居残り。



「!?」


中庭に相庭君の姿!?


校舎の壁に沿って造られた花壇をジッと眺めていた。



「相庭君!」



足を止めて、思わず声を掛けた。



「!!!?うゎっ!!あ…いや・・・」


相庭君はまた…慌てて腰を上げた。