乃愛の頭にバレーボールが飛んで来た!!


その衝撃で乃愛の身体は後ろに倒れ込む。



俺は咄嗟に手を出して乃愛を受け止めた。




「乃愛??」


乃愛は俺の腕の中で気を失っていた。


「乃愛!!!乃愛!!!」


俺が呼んでも返事が無い。


「間宮…意識がねえのか??」



相庭たちも練習を中断して、俺たちの元にやって来る。


「救急車呼ぶか?蛍先生」


相庭の意見に俺は首を横に振った。



「軽い脳震盪だと思うから保健室に運んで様子を見る」