「俺だってスキで選ばれたんじゃあねえぞ~背が高いって…だけでさ~選ばれただけだし~」



「でも選ばれたからにはちゃんとしっかり本番に向けて練習しないと…」



「・・・」



相庭君は私の説得に全く動じない。



「行くよ!!」


私は相庭君の左腕を掴む。


「たくっ~」



渋々…相庭君は私に押し切られて…皆の待つ中庭で行く。



円陣組んで…トスの練習。



私は円陣のそばで見ていた。



「さすがは彼女♪」


さっちんが私を冷やかす。


彼女と言われても…私と相庭君は・・・



私たちの練習を蛍都さんも見に来た。