「・・・男はオオカミだって言ってるだろ?俺はお前のその無防備さが…怖い…」


「……」


「だから不用意に…相庭にも近づくな…」


「でも噂を一掃するには…」


「・・・それはまぁ…そうだけど」


「私たちの仲…バレたら即…離婚でしょ?」


「あ~っ…何で!?秘密なんだろうなあ~全く」


蛍都さんは行き場のない怒りを露にして串に刺さった牛スジを一気に頬張る。


「あのクソばばぁーっ!!」


クソばばぁーって…


蛍都さんの叔母さんでしょ?