晴れて夫婦となって2ヵ月が過ぎていた。


「お前…相庭とよく喋るな~」


「え、あ…喋りやすいって言うか…私の幼なじみの男の子に雰囲気が似てるの…」


「お前…幼なじみの男いんのか?」


「今は海外だけど・・・」


「ふうん~」


「!?」


蛍都さんの顔が不機嫌になる。


「もう5年も会ってないし…連絡してないよ~」


「・・・」


少しだけ…私の言葉で機嫌を戻した。



「付き合ったコトはねえけど…周りに男は居たんだな~」


「杏平君には男…感じなかったけど…同性みたいに接してたから」