そして月日は流れ―…


今では、一人で充電することもできるようになった。


自分でメンテナンスもできるようになった。


お父さんは、腰が曲がり、髪の毛も白くなっていた。


お父さんと言うよりは、おじいさんと言う方が似合っていた。


「ねぇ、お父さん。どうしてボクは元気なのに、お父さんは元気じゃないの?」


「ん?・・・それはね、ロボにたくさん元気をあげたからだよ」


「えっ?じゃあ、ボクのせいなの?」


「いやいや。ロボのせいじゃないよ。私が好きでやったことだから、心配しないで」


「何がなんだかわかんないよ!ボクもお父さんに元気をあげたいよ」


「・・・ロボは本当に良い子に育ってくれたね。私もロボからいっぱい元気をもらってるから、こうして生きているんだよ。本当にありがとう」


そう言って、お父さんは涙を流したんだ。


なんだろう・・・


この感じ・・・


体がうずくって言うのかな・・・


ねぇ


お父さん


何処にもいかないよね?