ある日、ボクは尋ねた。


「ねぇ、お父さん。ボクは人間なの?」


「ん?・・・いや、ロボは人間とは違うかもしれないな」


「え・・・本当?」


「ああ・・・本当さ。」


「何でなの?ボクだってお父さんみたいにご飯食べたいし、雨の日に外にでたいよ!人間になりたいよ!」


「大丈夫。安心しなさい。たとえ人じゃなくてもいいじゃないか。ロボは私のたった一人の息子なんだ。それには変わりないだろう?」


そう言って、お父さんはボクを優しく包み込んでくれた。


ボクの冷たい体がどんどん暖かくなっていくのが分かった。


これを幸せって言うのかな・・・