【悠翔SIDE】 最悪だ。 いくら仕事で、 疲れて帰ったからって、 今のは完璧八つ当たりだろう。 茉希は関係ないだろう。 なのに俺は、 茉希にあたってしまったー…。 ヤキモチをやいた。 と言われればそれまでだ。 正直、茉希に悠真を 見せたくはなかった。 たまたまなら構わない。 けど万が一、 ファンになられでもして、 それが“あの人”の耳に、 入ってしまったらー…。 最悪の事態が頭をよぎる。 それだけは嫌だ。 絶対に、 それだけは阻止したい。 阻止しなければならない。