ベットの上で声を押し殺して 泣いた。 そしてお昼が過ぎた。 …………和貴は、 もう帰ったのかな? そう思っても、 確認なんてしないでひたすら、 ベットの上でボーッとしていた。 泣きすぎて目が痛い…。 そもそもあたしはなぜ、 わかっていたことなのに こんなにもショックを 受けているのだろうか。 和貴みたいなカッコイイ大人が、 あたしみたいな子供に、 恋愛感情なんてものを、 抱くハズがないのに。 それなのにあたしは… 何を勘違いしていたのだろう。