「ね、これよくない?」
「………零、これが欲しいの?」
零が指差した先にあったのは、
零らしくない…というか、
どちらかというと…
零とは正反対な…
いわゆる、“カッコイイ”系の
ネックレスで……。
明らかに女物だけど、
俺がつけても、
違和感はなさそうな…
そんなデザインの
ネックレスだった。
「う、うん……」
「零はどちらかというと、あーゆ
ーのじゃねぇ?」
あの、ハートのやつとかさ。
これは、零にはちょっと…な。
「じゃあ、そっちで……」
「俺も、久々に買おうかな〜。ネ
ックレス」
もちろん、男物の……
零が最初に指差したデザインに
似てるやつがあれば、それをさ。

