「悠翔君」 不意に背後から名前を呼ばれ、 適当に作った笑顔で 振り返るとそこには、 早乙女財閥の社長がいた。 「お久し振りです。早乙女社長」 ペコリ…と頭を下げた。 「随分と見ない間に大きくなったな」 「ありがとうございます」 そんなに、 早乙女社長に会った記憶、 ねぇんだけど…。 とか何とか思いつつも、 俺は社交辞令として、 頭を下げた。