あなたの視線

店に出ると先ほどより
もお客さんが増えていた。

私と由香里はお皿を下げること洗う事を指示された。





バイトの初日は何が
なんだか分からない
まま、あっという間に
終わっていった。


「柏木さんと田所さん!
今日はおつかれ様!!
詳しい仕事内容は
これから少しづつ
覚えていってくれれば
いいから。
分からない事が
あったら何でも
聞いてね!」


「はい!
ありがとう
ございます」



店長は優しい人だ。

どんなに忙しくても
いつも笑顔。
失敗しても励まして
くれていた。




「おつかれさまでした〜」


私と由香里とたっくん
は一緒に店をでた。


「今日は疲れたね〜」


「うん。もう
ヘトヘト〜」


「初日はしょうが
ないよ。慣れてきたら
楽しくできるよ
うになるからさ!」


「そうだね!
店長も優しい人だし
がんばって続けるよ」


「それぢゃあ
たっくんと帰るから
さくら気をつけて
帰ってね♪」


「うん♪ばいば〜い」


私は由香里たちとは
違う方向に足を進めた。



家に帰るとよほど
疲れていたのかすぐ
に眠ってしまった。