スカイ





7月に入り、クラスは夏休みにある林間学校の話題で盛り上がっている。

事件、2つ目。

主に一緒に活動する班決め。

私は由香と「一緒になろう」と約束していたけど、担任がとんでもないことを言い出した。


「この班決めは、くじ引きで決めよう」

当たり前で、クラス全員からのブーイングを受けた。

でも担任の高野は一度決めたら絶対折れない性格で…。

結局、くじ引きで決めることになった。


私は困った。

由香といつも一緒にいるし、同じ班になれなかったらいろいろ不安だ。

とりあえず、由香と一緒になれることを願わなくちゃ。

「男子2人、女子3人の班を作ります。はい、くじ引いて〜」

高野がくじが入った箱を男女別でまわした。

皆しぶしぶ順番にくじを引いていく。

私も神様に願ってから、奥の方にあるくじを引いた。


紙には番号が書かれてあった。

私は、2。

「それじゃあ班ごとに分かれて」

皆は一斉に席を立つ。

私は真っ先に由香のところへ向かった。

「なんだった?」

「私は3だったよ」

うっそー!!

違うじゃん…。

「あたし、2だよ…」

「えぇ〜!違ったね…」

2人で落ち込む。

だけど、しょうがないこと。

私は2班の場所へ向かった。

そこには真子と、あの由香を呼び出していたギャルの理穂がいた。

良かった。真子と一緒なら安心した。

私は、真子の隣に行った。

「一緒だね!」

「うん、よろしく」


…そうだ、男子は…。

私は近くにいた2班のメンバーであろう男子を確認する。

そこには、

前田くんもいた。



心のどこか奥で、「嬉しい」と思った。


図書委員だし、クラスの男子の中だったら一番よく一緒にいるからかな。


私はその時感じたものを、あまり気にしなかった。