ねぇ...おじさん、あなたは目の前で苦しそうにしている
“愛する人”が見えないの?
あなたは・・・私以上に酷い人間なの?
足が震え、手が震え
・・・心が震えた。
一呼吸おいて、すぐの事。
「おじさんっ!!やめなよ!!!」
おばさんを助けようとしていた。
おじさんの背中をどけようと必死になった。
無我夢中で、助けようとしていた。
さらに食卓は乱れ、床にはサラダやからあげや味噌汁やご飯が、ぐちゃぐちゃになっている。
人間という“生き物”が怖くなっていった。
いや・・・おじさんは....人間ではないかもしれない。
