「あれ・・美月、泣いてるの?」


真上から優しそうな声が聞こえた。



天使か...神様か...それとも・・・


この声は・・・・。




「大丈夫よ、美月。あなたには、私が付いているから」


温かな日だまり。

そんな静かな場所に...私は・・・いるの―――?




「美月~~、せっかく布団はぐったのに!!また潜ってどうするの!?」




・・・ここにいたい。


・・・ここが...いい。




「ほいっ、起きたぁ!!」


私の目の前にいる女の人は、私の瞳から流れている涙を微笑みながら拭っている。