私は、その言葉を聞いて思わず体が固まった。



私の言葉・・・・ちゃんと“あなた”に届いてる。




嬉しくて...嬉しくて...力強く頷く。



そうすると“あなた”は、優しい太陽みたいな笑顔を私に向けてくれるの




「良かったわ~!俺な、陽向 優心(ヒナタ ユウシン)っていうねん。えーっとな、漢字は...」



無邪気な笑顔で安心したように私を見る。



携帯で一生懸命に自分の名前を打ち込む姿を見ると・・・





ふと...




羨ましくなった。