−入学式−


藍「晴、制服姿似合うっ!!かわいー!!」
晴「藍も似合ってる!!さ、行こ!」

今日は中学の入学式。
また三年間、いろいろあるんだろうな…

中学生の先輩が、
いかにもめんどくさいと
思っているような作り笑いを浮かべ
私たちの胸ポケットに花をつける。


私たちは門をくぐった。


「おいお前らもうちょっと真面目にやれやあ?」


ふと、顔を上げると
そこには若い男の先生。
ちょっとなまってて、
関西人っぽい。

てゆーか
イケメン!!!!
でも…なんだろ
イケメンだからじゃなくて…
なんか見ちゃう。


先生も私に気づいたのか、
しばらく見つめ合った。


晴「…い!…藍?行こ!!」

気づけば晴は少し遠くにいて
私を読んでいた。

私は先生から目を離し、
晴のもとへと行った。

藍「ごめーん…」
晴「何してたの〜?」
藍「あの人超かっこよくない?!多分先生なんだけどさ…」
晴「えー?!なんか、干からびたピクルスみたい。」
藍「なっ…ひどい〜!!」

私たちは二人で自分たちの教室へと
向かった。