真理子の人生

母が家に帰ってこなくなった。

週に五日は外泊をしている。

どこか男の家にでも転がり込んでるのであろう。

そんな中、私はとうとう滝川息子とセックスすることになった。

塾の帰りに私の家でやるのだ。

滝川息子は

「絶対に真理子ちゃんのお母さん帰ってこないの?」

と同じ事を何度も聞いてきた。

ビビり野郎が。

なんかしらける。

別にしらけてもいいのだ。

愛してるからするセックスではなくて、練習のセックスなのだから。

やはり、滝川息子はデカかった。

しかし、彼のモノはツルンと入った。

ツルンというよりチュルリンが正確である。

おそらく彼は私のことを処女だと思っていたのだろう。

すんなりと入って、驚いているようにみえた。

彼は腰を五度ほどふると果てた。

その後、三回した。

最後は顔にかけられた。

次の日から滝川息子は私を真理子と呼び捨てにするようになった。

彼氏面というやつだ。

確かに滝川息子は塾の女の子達には人気があったが、私は好きではない。

それ以降、私は塾にほとんど行かなくなった。

うっとうしくなったのだ。

よく考えてみれば、滝川息子は顔は男前で歌もうまい。

おもしろいし、頭もいい。

もてる要素は多い。

ただ、私はスナックやらキャバクラでいろんな大人の男を見すぎていたがために、滝川息子が子どもにしかみえなかったのだろう。