真理子の人生

電話の相手は、先に店を出た紗弥加さんだった。

「真理子ちゃんもおいでよ。いつもの焼き肉屋さん。久美ちゃん以外にもみんな来てるし。焼き肉終わったら、やろう」

そのいつもの焼き肉屋というのは自転車で三十分かかる。


「しんどいから嫌だ」

と言うと

「もう、ボーイが車で迎えに行ったよ」

と言うではないか。

私には義務教育が明日もあるのに。

昼過ぎまで寝ることができるあんたらとは違うのだ。

ほどなく、やりちんのボーイが迎えに来た。

焼き肉屋に向かう途中、大学生との浮気がばれた理由を聞いてみた。

なんとエッチの最中を見られたらしい。
よく見られる男だ。

「結局それが原因で別れたんだよねー。ふられたよ」

と明るくゆっていた。

そして、

「真理子ちゃんにキスしたい」

と言ってきた。

でも、私の母とあんたはできてるんですよね?と思ったがキスぐらいならいいと思ってやってみた。

紗弥加さんのキスでもなく滝川息子のキスでもなくとろけるようなキスだった。

私はボーイのアソコが大きくなってるか無性に知りたくなった。

左手で触ってみるとおとなしいものだった。

キス以上はせずに焼き肉屋についた。

焼き肉を食べた後、紗弥加さんのマンションに行った。

満足できたが、男ともやりたくてしかたなかった。

かといって、滝川息子は嫌だ。

しかたがない、明日ボーイを誘ってみるか。