「ヤバいよ~遅刻する~」 今、家のすぐ目の前にある長い長い下り坂を わたし至塔水綺は、寝癖のついた髪を気にせず駆け足で走ってますっ もちろん転ばないように気おつけながら! 「間に合えいつものバスッ!!」 そう叫びながらもはぁはぁと息はもうキレかかりという……何叫んでるんだわたし……。 とりあえずはぁはぁ息をキラせながらも昨日の雨で出来た水溜まりを避けながら走るっ